「お腹減った?」便利なフードデリバリーサービス
〇庶民の味方、フードデリバリーサービス
みなさんはよく出前を利用されますか?日本では料理を作ったそのお店の人が届けるのが一般的だと思います。中国では「外売(ワイマイ、デリバリーの意味)」というサービスがあるんですけど、お店がそれぞれ出前サービスを提供しているんじゃなくて、「餓了吗(ウーラマ、お腹減った?の意味)」と「美団外売(メイトゥアンワイマイ)」という2つの主要プラットフォームがあり、そこで注文を受付けて、各料理店が作った料理を「餓了吗」や「美団外売」の配達員が届けてくれるというシステムなんですね。配達員の方々の日々の活躍ぶりは街の至る所で目にすることができます。
宮沢賢治の「雨にもまけず 風にもまけず 雪にも夏の暑さにもまけぬ」を体現している偉大な方たちなのであります。今でもそうなのか分からないですけど、ちょっと前までは出稼ぎ農民工たちの人気アルバイト先だったそうですよ。
〇実際使ってみてどうよ?
僕がこのサービスを利用するのはですね、ずばり残業する時です。東京で働いていて残業をした時は、お菓子を食べて飢えを凌いで、退勤後に松屋に直行というのが僕のスタイルでしたw。しかし外売のサービスを使えば手軽に注文できて会社まで届けてくれるので非常に便利なのです!
使い方を簡単に説明しますね。支付宝からは餓了吗、WeChatからは美団外売をそれぞれ利用することができます。↓こちらは支付宝(ジーフーバオ、Alipayの意味)のトップ画面です。「餓了吗外卖」を押します。
色々と出てきます。ご覧通りフードデリバリーだけじゃなくて、日用品や薬なんかまで幅広く届けてくれるんですよ~。若い女性なんかはミルクティーとかよく頼んでますね。残業でお腹が減っているので「晚餐(ワンツゥアン、晩御飯の意味)」を押しますw
種類は本当に充実してます!日本料理から西洋料理まで幅広いですし、中華料理も四川料理やら広東料理やら細かく分類分けされてるので選ぶのに困るほどです笑。ですが送り先から遠すぎるお店はそもそも表示されません。僕は炒饭(チャオファン、チャーハンの意味)を食べたい気分だったので、右上の検索画面で「炒饭」と打ち込みます。
するといくつかお店が出てくるので、気になったお店をクリック。僕はこの「黒金蛋炒饭」というお店が好きなのでこのお店を選択しました。↓こんな感じですね。
アラカルトでもOKですが、僕は手間なのでだいたい套餐(タオツゥアン、セットメニューの意味)を頼みます。毎月777人前売れているという「咸香A套餐」を注文。すると↓確認画面に移行するので、問題なければ右下の「免密支付」を押したら支払い完了です。内訳をよく見てみてください、33元の炒飯でしたが割引サービスによって26.63元(約430円)になりました。配送費込みでこのお値段です。大概サービスやってます。
あとは到着を待つのみです。17:46に注文したけど何時に来るかなぁ。18:10到着予定って書いてありますね。配達の兄ちゃんが到着間近になると携帯に電話をかけてきます。大体は「もうすぐ着くから出てきて~」的な内容なので、中国語が苦手でも「好好(ハオハオ、分かった分かったの意味)」とか言って対応しておけば大丈夫です笑。
結局到着したのは17:59でした。注文してから13分しか経ってない!非常に優秀です。↑彼の背中には、一つの仕事をやり遂げた誇りが漲っていますねw!
スープと漬物もついています。この炒飯がまたウマイんですよ!ボリュームも文句なしです。きっと今日も、残業している数多くの企業戦士たちが外売を利用して奮闘していることでしょう。さて、私も炒飯食べて頑張りますか!